[Job_Description]

IIJエンジニアリングの仕事

プロフェッショナルチーム
立ち上げプロジェクト

プロジェクトストーリー

PROJECT STORY

IIJを支える
巨大バックボーン設備構築への挑戦

日本中の企業が利用している、IIJのサービス・ソリューション。それを支えているのが、全国各地のデータセンターにあるバックボーン設備です。長年にわたり、IIJエンジニアリングのFSC(フィールドサポートセンター)はその運用・保守のみを担当してきましたが、2019年に新体制「FSC-EV(Evangelist)」がスタート。選抜されたハイレベルなエンジニアが、構築・運用・保守を一括してサポートすることになりました。さらに2022年には、次世代バックボーンネットワーク「VX(Virtualization eXchange)」の構築も担当。物理設計を含めたインフラ構築という新たな業務領域の拡大は当社のエンジニアにとって悲願であると同時に、前例のない困難な挑戦となりました。FSC-EVの立ち上げと進化を支えた二人のエンジニアが、その舞台裏を語ります。

MEMBER

  • K.K

    2011年入社(中途・キャリア)

    テクニカルオペレーション職

    K.K

  • H.H

    2014年入社(中途・キャリア)

    ITプロフェッショナル職

    H.H

Theme 01

まずは「FSC-EV」立ち上げの経緯を教えてください。

K.K

当社の親会社であるIIJは、全国のお客様に対して多岐にわたるITサービスを提供しています。それらのサービスすべてのベースとして機能しているのが、全国各地のデータセンターに設置されているバックボーン設備と呼ばれるインフラシステム(サーバ・ネットワークなど)で、一拠点に数百台のサーバが稼働するような、国内屈指の大規模インフラです。

当社のFSC(フィールドサポートセンター)は長年にわたりバックボーン設備の運用・保守にあたっていて、FSCが設備に関わる多くのフィールド作業を巻き取っていく中で、IIJのエンジニアに並ぶ豊富な作業ノウハウが蓄積されるようになりました。やがてIIJからFSCに対して、上流工程も任せたいという要望をいただくように。たとえば、新規設備の構築では物理作業の全面的な監修、運用設計においては、物理作業の発生から完了までのフローを作成したり、障害が発生した際に保守作業を行うための体制を作ったり、といった業務です。そこで2019年に、FSCの中でも特に技術に習熟したエンジニアによる新しいチームFSC-EVを立ち上げることになったのです。

まずは「FSC-EV」立ち上げの経緯を教えてください。

H.H

私はFSC-EVの立ち上げ後に参加しましたが、当時のIIJエンジニアリングではバックボーンインフラの構築を本格的に手掛けた実績がなく、前例のない挑戦だったと聞いています。

K.K

そのとおりです。私自身、当時はインフラの運用経験しかありませんでした。しかしFSCが構築も対応できるようになれば当社の事業拡大に直結します。

またIIJ側にも、現場の作業を一括して依頼できるというメリットが生まれます。私自身もいずれは構築に挑戦してみたいと考えていたので、キャリアアップにつながるチャンスでした。とはいえ、FSC-EVの立ち上げメンバーは私一人。IIJグループ経営陣からの期待を背負い、今まで経験したことのない業務範囲に手探りで挑むことは簡単ではありませんでした。

まずは「FSC-EV」立ち上げの経緯を教えてください。

Theme 02

プロジェクトで直面した課題と、それをどう乗り越えたか教えてください。

K.K

FSC-EVの立ち上げにあたって一番大変だったのは、当時は私を含めてFSCにはIIJのインフラ設備におけるネットワーク物理構築の経験者がいなかったこと。

またFSC-EVが具体的にどの作業を担当するのかも、当初ははっきり決まっていない状況でした。まずは私自身がインフラ構築の知識を身につけるため、IIJの業務を手伝わせてもらいながら、必死で技術を学んでいきました。物理インフラ構築において特に重要なことは、安全性とメンテナンス性を考慮したラック構成の考案です。たとえば、サーバ機器を動かした際にケーブルがひっかかりやすいラック構成になっていると、ケーブルが抜けてしまうリスクがあります。実は大規模ネットワーク障害の多くは、こうした物理的な原因で起きています。

プロジェクトで直面した課題と、それをどう乗り越えたか教えてください。

H.H

誰がメンテナンス作業をしても事故が起きにくい現場をつくることは、簡単そうに見えて奥が深い技術ですよね。IIJエンジニアリングには無数の現場でITインフラを守り続けてきた実績があり、その点をIIJから評価されたのだと思います。

K.K

しかも今回担当するバックボーン設備は、IIJの全サービスの土台となるだけに、1本のケーブルが誤って外れただけで日本中に影響が出てしまう。失敗が許されないというプレッシャーもありました。当初は関西オフィスに私一人という小規模なチームでしたが、一つひとつの構築業務を順調にクリアすることでIIJから評価され、翌年からメンバーが増員されることになりました。

プロジェクトで直面した課題と、それをどう乗り越えたか教えてください。
プロジェクトで直面した課題と、それをどう乗り越えたか教えてください。 プロジェクトで直面した課題と、それをどう乗り越えたか教えてください。

Theme 03

FSC-EV立ち上げ後の反響と、その後の展開について教えてください。

H.H

FSC-EVのインフラ構築業務が軌道に乗り、IIJからの信頼が十分得られるようになった2021年、新たなプロジェクトがスタートしました。それが「VXインフラ構築プロジェクト」。IIJのバックボーン設備は運用開始からかなりの年数が経過しており、次世代基盤へアップデートする機運が高まっていたのです。新しいIIJのバックボーンネットワーク「VX」を構築する目的は、IIJのサービスを利用するお客様に対していっそう素早く、柔軟にサービスを提供すること。広帯域化とSDNの導入により、従来の設備と比べて格段に運用しやすくなるため、IIJとお客様の双方に大きなメリットがあります。私はFSC-EVの一員としてこの「VX」構築プロジェクトの初期から参画し、ラックの構成設計やケーブル配線などの物理的な構築を主導することになりました。

特に難しかったのは、安全面・運用面を考慮した機器の構成を考えるだけでなく、遠隔地にあるデータセンターでの設置作業を、リモートで指揮しなければならなかったこと。遠方の作業現場にカメラを置き、オペレーターの動きを確認しながら指示するのは初めての試みでした。しかし、これまでの現場経験を活かしてチャレンジした結果、無事に完遂。2022年のリリース後、IIJのサービスを支え続けています。

FSC-EV立ち上げ後の反響と、その後の展開について教えてください。

K.K

IIJのプロジェクト主管からも、「物理方面の構築をFSC-EVが完璧にこなしてくれたおかげで、非常に助かりました」という言葉をいただきました。東京拠点での「VX」構築が完成したのちに、関西拠点でも同様の手法を用いて構築作業を実施。すでに東京拠点での成功事例があったので、スムーズに進めることができました。我々エンジニアはもちろん、IIJエンジニアリングにとっても貴重な構築ノウハウを得られたと感じています。

FSC-EV立ち上げ後の反響と、その後の展開について教えてください。

Theme 04

このプロジェクトを通して身についた技術や教訓はどのようなものですか?

H.H

かつての私は、IIJから用意された情報に従ってネットワーク設備を運用・保守していました。しかし、FSC-EVに加わってからは、「VX」構築をはじめ新しい技術、新しい業務にチャレンジできるように。FSC-EVはIIJのインフラ部門ともかなり距離が近く、普段からIIJのインフラ運用に関する情報も共有してもらえます。国内最大級のバックボーンの裏側について学べるのは、フィールドエンジニアとして恵まれた環境ですし、未知の技術に触れるときには個人的にも本当にワクワクします。

私自身のスキルについていうと、ネットワーク機器の設定に関する知識と、プロジェクトマネジメントのスキルは以前と比べてかなり向上しました。現在、私はFSC-EVの関東エリアのリーダーとしてマネジメントに携わっています。今後は自らの技術を磨くと同時に、メンバーの育成にも注力していきたいと考えています。

このプロジェクトを通して身についた技術や教訓はどのようなものですか?

K.K

私も同様に、FSC-EV発足以後、それまでの運用経験で得たノウハウを、物理設計や構築作業にも活かせるようになりました。また、現在私は西日本エリアのリーダーとしてFSCの統括にあたっています。FSC-EVで上流工程を経験したことが、メンバーの技能や作業品質の向上を促す助けにもなっており、組織全体にも良いサイクルが生まれていると感じます。

今後の目標は、IIJエンジニアリングの業務領域をさらに広げていくこと。現在、FSC-EVはIIJのバックボーンネットワークをメインに手掛けていますが、IIJには多くの部署があり、それぞれの設備を運用しています。そのなかに、当社から提案して任せてもらえる業務はまだまだたくさんあるでしょう。近いうちに論理設定やファシリティの分野にも挑戦し、エンジニアとしてもさらに多彩なキャリアを築いていきたいと考えています。

このプロジェクトを通して身についた技術や教訓はどのようなものですか?
このプロジェクトを通して身についた技術や教訓はどのようなものですか? このプロジェクトを通して身についた技術や教訓はどのようなものですか?

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