01入社の動機

IT営業から、インフラエンジニアを目指して転職

大学では情報系の学部に所属し、プログラミングやインフラ構築、人工知能の開発などを学んでいました。卒業後の進路にはIT業界を志望していましたが、社会人として見識を広げるために、まずは営業を経験しようと考え、エンジニアの派遣会社で営業職として勤務。ところが、売上を追求する仕事のやり方や会社の風土が肌に合わず、エンジニアに転職することに決めました。

私はもともとインフラ系の技術に興味があったので、転職活動ではインフラに強い会社を探していました。その中でもIIJグループはひときわ歴史が長く、ブランド力が高い会社。新卒時に就職活動をしたときからよく知っており、エンジニアの中途採用情報を見かけたときに迷わず応募しました。未経験のエンジニア募集の場合、他企業に常駐する仕事が多いのですが、当社は自社内で勤務できるので働きやすそうだと感じました。さらに課長との面談で現場のことを詳しく聞いてみると、自宅でのリモートワークもできるうえに、技術研鑽のために使える検証環境も整っているとのこと。「この会社なら実務未経験からでも成長できる」と確信し、入社を決めました。

02仕事内容とやりがい

ネットワークサービスの構築をリーダーとして推進

現在のメイン業務は、IIJグループが利用しているVoIPネットワークの構築と運用です。日本各地のオフィスにある数千台の電話をつなぐVoIPネットワークは、万が一トラブルが起こるとグループ全社の業務に影響が出る重要なもの。私はネットワークエンジニアとして、VoIPネットワークを構成する機器を管理しており、機器の老朽化やフロア増床などのタイミングでは機器の更改や新規構築も行います。新規構築の際には「どのような機器をどのように構築するか」という上流の設計から携わるため、責任は重大。未知の課題に直面することもありますが、自分から情報を調べて解決していくことに面白さを感じます。

VoIP以外では、当社が独自で提供している監視運用サービス「A.i.s.e」の基盤構築と運用も担当しています。実は先日、「A.i.s.e」のVPNルーターを更改するプロジェクトに参加したのですが、未経験入社の私が初めてリーダーを任されることに。スケジュールの作成・管理、具体的な機器の選定、機器の構成・設定といったすべてを推進する大仕事でした。困ったときには親切に指導してくださる先輩エンジニアのおかげもあり、半年後には無事に本番機器が稼働。エンジニアとして、そしてリーダーとしての成長を実感できる瞬間でした。

03働く環境と魅力

検証環境を自由に使い、最新ネットワーク機器の知識を吸収できる

「ネットワークエンジニアとして一から成長したい」と考えていた私にとって、一番嬉しいことは「検証環境の構築」にも携われること。検証環境とは、親会社であるIIJのVoIPネットワークや、「A.i.s.e」のサービス検証等を行う仮想環境のこと。検証環境は、テスト環境なので自由度は高く、どのベンダーの機器を使うか、どう実装するかもすべて自分たちで決め、自由に構築することができます。おかげでベンダーごとに異なるコマンドも覚えられますし、検証環境ではその時に私が学びたい知識を得るための環境を作ることも可能なので、つねに興味ある知識を習得できる刺激的な環境です。こうした学び方ができるのも、エンジニアの自由と成長を尊重する上司のおかげです。

さらに当社ではテレワークを積極的に導入しており、私はほぼ毎日自宅で※仕事をしています。出社するのは月に2、3回ぐらい。通勤のために時間と体力を奪われずに済むのはありがたいですし、気になることがあればいつでもオンライン会議やチャットなどで先輩や同僚とコミュニケーションがとれるので心強いです。
※会社の推奨在宅勤務比率は30％。ただしチームや時期、業務特性により変動はあり 。

04志向性とキャリア

キャリアの道筋が見つかり、
知識を吸収し経験を積む日々

これまで

インフラ構築を経験しながらキャリアを模索

大学時代ではITを専攻し、前職ではエンジニア派遣の営業をしていたので、システム開発の基礎知識はありました。とはいえ、実際に技術的な業務経験はゼロ。入社時には具体的な将来像はまだなく、実際にインフラ構築を経験しながら進むべき道を見つけようと考えていました。

現在

ネットワークのエキスパートを目指し知識を吸収

社内ではインフラエンジニアの領域は大別するとサーバとネットワークの二つに分かれますが、自分にはネットワークの方が向いていることがわかってきました。ネットワーク機器はベンダーごとに仕様やコマンドが決まっており、勉強するほどスキルが上がっていきます。今はネットワークのエキスパートを目指し、検証環境の構築や実務を通して知識を増やしています。

未来

プロジェクトマネージャーからセールスエンジニアへ

まずはネットワーク機器の設計をマスターし、プロジェクトマネージャーになることが現在の目標です。さらに先のビジョンとしては、セールスエンジニアになりたいと考えています。前職の営業経験に加えて、今の現場で技術をしっかり身につけられれば、お客様の課題解決に向けた最適な提案ができるのではないかと考えています